高崎ジャイアンツボーイズの指導理念・方針

はじめに

 小学生からプロ野球に至るまで日本の野球の評価が高い。その一つが“礼儀”、二つ目が“基本技術の正確さ”、三つ目が“機動力を生かしたチームプレー”である。高校球児に代表されるような“あいさつ、返事”は世界の指導者が日本を見習っている。“投球フォームの柔らかさ”や“逆方向への打撃”は、基本技術の賜物である。そして、足の速さを生かした攻撃と守備は本来“ドジャーズ戦法”として確立されたものだが、今や日本野球の代名詞となっている。

 

高崎ジャイアンツではこの三要素を踏まえ、

① ドリル練習(部分練習⇒全身練習)を通じて効率よく“形”を身につける。

② “身体作り”を計画的に行い、身体能力の高い選手の養成を図る。

③ 実戦練習を多く取り入れ、試合での感覚を身につける。

 

この三要素に対し、理由(なぜ)と方法(どのように)を明確に、選手および保護者に分かりやすく説明し理解と賛同を得ているのが、近年高崎ジャイアンツボーイズが活躍している最大の理由だと思われる。上手くなくてもやる気のある子、努力を惜しまない子を歓迎したい。

高崎ジャイアンツボーイズ

監督 倉俣 徹

1)  礼儀・礼節を大切にする

誰に対しても気持ちよく大きな声で挨拶・返事できるようにする。

グランド内は駆け足でキビキビ行動する。

道具を大切にする。

 

2)  目標を持って練習に取り組む

目標を持つ(心、技、体力、試合、進路で近い目標、将来の目標を立てる)。

計画を立てる(自分の長所、短所を知り、長所を伸ばし、短所を克服する)。

努力、実践する(保護者、仲間の存在が不可欠)。

学業はオール3以上を維持する。

 

3)  大きな声を出して練習する

ランニング、準備運動の声の大きさでその日のやる気が分かる。

キャッチボール時のボールを呼ぶ声でチームを盛り上げる。

実戦練習の指示する声が全員で出るようにする(半端な声では聞こえない・・・)。

良いプレーは積極的に誉めるようにする。

投手がボールを投げる前に、大きな声で確認し合う。

 

4)  基本練習を大切にする

6)  体力トレーニング

身長の伸びの著しい時期には、体幹の筋力強化、全身持久力強化、柔軟性の向上が必要不可欠。

① 塁間走の目安 3年次 ~4.3秒 2年次 ~4.5秒 1年次 ~4.9秒台 

② 遠投力の目安 3年次90m~ 2年次 80~90m 1年次 60m~79m

ケガの予防:

  ①柔軟性(特に股関節)

  ②持久力(疲労回復力につながる)

  ③正しい技術の習得(理に適ったからだの使い方を身につける)

  ④投球制限、疲れが見えたら(ミスを連発しだしたら)交代